まずやること(最短ルート)
- 減ったのが「どのクエリ群」かを特定する
- クエリの意図を「知る→比較→行動」に分解する
- 比較/選定/実装など、行動に近いクエリへ重心を寄せる
背景・判断のポイント
AI要約の増加は“ゼロクリック”を加速させます。対策は「要約されにくい情報を隠す」ではなく、「要約された後にユーザーが次に取りたい行動を設計する」ことです。
具体的には、(1) 比較・選定(意思決定)、(2) 実装手順(作業)、(3) テンプレ/チェックリスト(再利用)、(4) ツール/計算(操作)、のように“ページに来る理由”を作ります。
また、クエリ戦略も見直します。知識クエリの比率が高い場合は、行動寄りクエリへ重心を寄せ、コンテンツの役割を再設計します。
症状の例(あるある)
- 表示回数は維持/増加しているのに、クリックだけ落ちる(CTR低下)
- 「定義・意味」系のクエリで流入が落ち、比較/手順系は残る
- SERP上部に要約枠が増え、検索結果のスクロールが減った印象がある
よくある原因
- 要約で満足するクエリの比率が上がった
- 競合が「次の行動」まで含めたコンテンツに拡張した
確認方法
- GSCでクエリ群ごとのCTR低下を確認
- SERP上で上位枠がどう変化したかを観察
チェックリスト(確認漏れ防止)
- クリックが落ちたクエリ群を分類(定義/比較/手順/ツール/購入)
- 分類ごとに“ページに来る理由”があるか(テンプレ、表、手順、診断)
- 導入文で結論を早く出しつつ、深い価値(例・手順・注意点)を用意できているか
- 内部リンクで次の行動(関連ガイド、チェックリスト、ツール)へ繋げられているか
- ブランド検索や指名(再訪)を増やす導線があるか(シリーズ、まとめ)
対処
- 要約されやすい部分は「結論を早く」、その先の価値(手順/テンプレ/比較表)を強化
- 比較/実装/ツール/チェックリストなど、クリックの理由を作る
- ブランド検索・リピート導線(学習シリーズ化)を強化
やってはいけない(悪化しやすい手)
- 要約を避けるために結論を隠す(ユーザー満足が落ちる)
- 知識クエリに固執し、行動クエリの設計をしない
- CTR低下を“全部AIのせい”にして、見え方改善を止める
再発防止
- クエリの棚卸しを定期的に行い、勝ち筋のクエリへ更新する
よくある質問(Q&A)
クリックが減るのは避けられませんか?
領域によっては避けづらいです。その上で、比較・手順・テンプレ・ツールなど“次の行動”に近い価値を作ると、クリックの質と成果を維持しやすくなります。
どのクエリに寄せるべき?
「知る」より「比較」「実装」「選定」「チェック」など、行動に近いクエリが相対的に強い傾向があります。現状の流入クエリを分類し、勝ち筋の比率を増やす設計にします。
LLMO対策は何から始める?
結論ファースト、一次情報、構造化、エンティティの明確化です。短期は“見え方と導線”、中長期は“専門性の塊(クラスター)”を作るのが効きます。