まずやること(最短ルート)
- 同一クエリで上がるURLが日替わりになっていないか確認
- 各ページの役割(何に答えるページか)を明文化
- 統合/役割分担/内部リンクの方針を決める
背景・判断のポイント
カニバリは「記事が多いから起きる」だけではなく、検索意図の設計が曖昧な時に起きます。意図が同じなら統合、意図が違うなら役割分担が基本方針です。
判断の軸は、検索結果の上位が“何を求めているか”です。上位が比較/一覧を求めているのに、解説記事を2本作っても競合します。
統合の目的は“ページ数を減らすこと”ではなく、代表ページに情報とリンクを集約して勝てる形にすることです。
症状の例(あるある)
- 同じクエリで表示されるURLが日替わりになる(安定して1本に寄らない)
- 似たタイトルの記事が複数あり、順位が伸びない/CTRが落ちる
- カテゴリ/タグ/記事の境界が曖昧で、内部リンクが分散している
よくある原因
- 同じ検索意図に対して似た記事を複数作っている
- カテゴリ/タグ/記事の境界が曖昧
- 内部リンクが分散し、代表ページが育たない
確認方法
- GSCでクエリごとの表示URLを確認
- サイト内検索で類似タイトル/見出しを洗い出す
- 各ページの「結論」と「対象読者」が被っていないかを見る
チェックリスト(確認漏れ防止)
- 対象クエリで表示されるURLをGSCで一覧化(過去28日/3か月など)
- 各ページの検索意図(情報/比較/購入/ナビ)と対象読者を1行で書けるか
- 意図が同じなら統合、意図が違うなら“差分”が導入文と見出しで明確か
- 代表ページへ内部リンクが集まっているか(アンカーが揃っているか)
- カテゴリ/タグが“別入口の量産”になっていないか
- 統合する場合、旧URLは301で代表へ寄せられるか
対処
- 統合して1本を強くする(追記+リダイレクト)
- 意図が違うなら、見出しと導入文で差別化し内部リンクで誘導
- カテゴリ設計を見直し、重複する入口を減らす
やってはいけない(悪化しやすい手)
- 統合せずに「どっちも微調整」だけを繰り返す(代表が育たない)
- 意図の差分が曖昧なまま2本残す(結局同じクエリで競合する)
- 内部リンクの向きを変えない(分散が続く)
再発防止
- 記事を増やす前に「既存ページの強化」で解決できないか検討
- キーワードマッピングを運用ルールにする
よくある質問(Q&A)
カニバリは悪いこと?ページが多い方が有利では?
意図が違うなら複数ページで取れるので問題ありません。ただし、同じ意図に対して似たページが複数あると、評価とクリックが分散しやすく、結果的にどれも伸びないことが多いです。
統合すると順位は落ちませんか?
短期で揺れることはありますが、代表ページに情報とリンクを集められるなら中長期で安定しやすいです。統合時は301と内部リンク更新をセットで行い、代表URLを強く押します。
意図が違う場合、どう差別化すればいい?
導入文で「誰の、どんな悩みに答えるか」を明示し、見出し構造を変えます。比較なら比較表、手順なら手順、定義なら定義と例、のように“求められる形式”に合わせるのがコツです。