まずやること(最短ルート)
- GSCで「検索パフォーマンス」の合計が落ちているか確認(GAだけ落ちたなら計測疑い)
- 落ちたのが「全体」か「特定ディレクトリ/ページ」かを切り分け
- 落ちたクエリ群の共通点(意図/カテゴリ/競合)を見つける
- 技術変更(noindex/リダイレクト/テンプレ)と時系列を突き合わせる
背景・判断のポイント
最初にやるべきは原因の仮説ではなく「事実の切り分け」です。SEO起因なのか、計測(タグ)起因なのか、需要変動(季節)なのかで、打ち手が完全に変わります。
Search Consoleでクリック/表示/順位を見れば“検索側の変化”が分かり、GA4でチャネル別に見れば“計測や他チャネルの変化”が分かります。この2つを突き合わせるだけで、初動の精度が上がります。
短期で戻すなら「技術原因(noindex/リダイレクト/テンプレ/速度)」の潰し込みが最優先です。コンテンツ改善は中長期に効きますが、初動でやると判断を誤りやすいです。
症状の例(あるある)
- GA4のOrganicが急落したが、Search Console(クリック)が落ちていない/逆もある
- 特定の日を境に大きく落ちた(リリースや設定変更の可能性)
- 特定のディレクトリだけ落ちた(テンプレ/内部リンク/インデックスの可能性)
よくある原因
- 検索アルゴリズム更新での相対的な順位変動
- リニューアル/テンプレ変更でインデックスや評価が崩れた
- 競合が強化され、意図の満たし方が変わった
- GA/タグ設定の不備で計測だけ落ちている
確認方法
- GSC: クリック/表示回数/平均順位の変化を期間比較
- GA4: チャネル別(Organicのみか)と計測イベントの異常
- 直近リリースの差分(noindex/canonical/内部リンク/速度)
チェックリスト(確認漏れ防止)
- GA4だけが落ちた?GSCも落ちた?(計測 vs 検索の切り分け)
- 落ちたのは全ページ?特定ディレクトリ?特定テンプレ?(影響範囲の切り分け)
- 落ちたのは特定クエリ群?ブランド/非ブランド?(需要・競合の切り分け)
- 直近のリリース/設定変更(タグ、noindex、リダイレクト、URL、ナビ)を時系列に並べる
- Search Consoleの「ページ」「サイトマップ」「手動による対策(あれば)」を確認
- 急落したページのHTML(meta robots/canonical/本文)をスポットで確認
対処
- 影響が大きいページから、意図とE-E-A-Tを中心に改善
- 技術原因なら即時復旧(noindex解除、リダイレクト修正、テンプレ修正)
- 「負けたクエリ」ごとに、足りない要素(比較/手順/一次情報)を追加
やってはいけない(悪化しやすい手)
- 原因が分からないまま大規模リライトを始める(復旧が遅れる)
- GA4だけ見て「SEOが死んだ」と判断する(計測問題の可能性)
- ディレクトリごとの影響を見ずに、全体施策を打つ
- 直近リリースの差分を見ない(最短で当たる原因を捨てる)
再発防止
- 重要ページはリリース前後で自動SEO監査(robots/canonical/ステータス)
- 順位/流入/インデックスの定点観測を運用に組み込む
よくある質問(Q&A)
コアアップデートが原因かどうか分かりますか?
公式に「あなたのサイトが原因」と通知されるわけではないので、まずは事実ベースで切り分けます。全体で順位も落ちている、同時期に競合も大きく動いている、検索結果の上位傾向が変わった、などの状況証拠を積み上げて判断します。
すぐ戻すには何を優先すべき?
最短で戻るのは技術原因の復旧です。noindex、リダイレクト、canonical、テンプレ変更、表示崩れなどを優先的に確認し、問題があれば即時で戻します。
落ちたページだけリライトすればいい?
短期は“落ちたページ”を優先しますが、原因がサイト全体(専門性、内部リンク、重複設計)にあることもあります。まずは影響範囲を切り分け、局所対応で足りない場合に全体設計へ広げます。