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監修: 伊東 雄歩更新: 2026-02-15

インデックス・クロール

JSレンダリング依存で本文が取得できていない

見た目は表示されるが、HTMLに本文が無い。クロール/インデックスが不安定になりやすい。

レンダリングテクニカルSEOJS

まずやること(最短ルート)

  1. ページソース(view-source)に本文テキストがあるか確認
  2. 重要要素(h1, リード文, 見出し)がHTMLにあるか確認
  3. 必要ならSSR/静的生成で「まず本文」を返す構成に変える

背景・判断のポイント

GoogleはJSをレンダリングできますが、常に即時ではありません。まずHTMLを取得し、必要に応じて後段でレンダリングするため、初期HTMLが空だと「発見・理解・評価」が遅れたり不安定になったりします。

SEO上重要なページは「最初のレスポンス(HTML)で要点が分かる」構成に寄せるのが基本です。CSRで後から埋まる設計は、検索だけでなくSNS/OGP/共有時にも不利になりがちです。

対処は、全ページをSSRにする必要はありません。重要ページだけでも「本文・見出し・内部リンク」をHTMLに出すだけで改善することが多いです。

症状の例(あるある)

  • ブラウザでは本文が見えるのに、`view-source:` では本文テキストがほぼ無い
  • URL検査の「取得したページ」に本文が出ない/レンダリングに失敗している
  • 検索結果に出ても、スニペットが不自然(メニューだけ/フッターだけ)になりやすい

よくある原因

  • CSRでAPI取得後に本文を描画しており、初期HTMLが空
  • レンダリングが重く、Googleのレンダリング予算を超える
  • 内部リンクもJSで後付けされ、発見が遅い

確認方法

  • view-source と DevToolsのElementsの差を見る
  • Lighthouse/PSIで初期HTMLの内容量とレンダリング遅延を確認

チェックリスト(確認漏れ防止)

  1. h1と導入文(リード)が初期HTMLに含まれているか
  2. 主要な見出し(h2/h3)と本文テキストが初期HTMLに含まれているか
  3. 内部リンク(グローバルナビ/一覧/パンくず)がJS後付けになっていないか
  4. APIエラー時に本文が空にならないフォールバックがあるか
  5. 画像/フォント/JSの読み込みでレンダリングがブロックされていないか
  6. クローラー視点での表示確認(URL検査、レンダリング結果)をしているか

対処

  • 重要コンテンツはSSR/SSGでHTMLに含める
  • 内部リンクは可能な限りHTMLで出す(メニュー/一覧など)
  • レンダリングを軽くする(分割、不要JS削減、画像最適化)

やってはいけない(悪化しやすい手)

  • 「見た目は表示されているからOK」と判断して、HTMLの中身を見ない
  • 本文を出せないまま、タイトル/メタだけを整える(中身が無い)
  • 内部リンクもJS後付けのままにする(発見・評価が遅れる)

再発防止

  • 「SEO上重要なページはSSG/SSR」を原則にする
  • データ取得が必要でも、骨格と要点は先にHTMLで返す

よくある質問(Q&A)

CSRでもGoogleは読めるのでは?

読める場合もありますが、レンダリングは常に即時ではありません。初期HTMLが空だと「発見が遅い」「評価が安定しない」「共有時に崩れる」などの実務デメリットが出やすいので、重要ページはHTMLに要点を含める設計が安全です。

全部SSRにしないとダメ?

全部でなくて構いません。検索流入の入口になるページ(記事詳細、カテゴリ、LPなど)だけでも、h1/導入文/本文の主要部分をSSG/SSRで返すと改善しやすいです。

確認は何を見ればいい?

`view-source:` で本文テキストがあるか、Search ConsoleのURL検査で取得/レンダリング結果がどう見えているかをまず確認してください。