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監修: 伊東 雄歩更新: 2026-02-15

正規化・重複・移行

パラメータURLが増えすぎてクロールが無駄打ち

絞り込み/並び替え/検索/タグなどで無限にURLが増えると、重要ページが遅れる。

パラメータクロール正規化

まずやること(最短ルート)

  1. 増えているURLパターンを一覧化(例: `?sort=`, `?page=` など)
  2. 残すべきページ(需要がある)と、残さないページを分ける
  3. canonical/noindex/内部リンクの方針を決めて実装

背景・判断のポイント

パラメータの増殖は、クロール予算(クロールの割り当て)を食い潰して重要ページの処理を遅らせます。ECやメディアの「絞り込み・並び替え」で起きやすい典型事故です。

ポイントは「残すべきパターン」と「残さないパターン」を決めることです。需要があるフィルタページは静的URLとしてランディング化し、それ以外は正規URLへ集約します。

正規化は canonical だけでなく、内部リンクの向きも重要です。内部リンクがパラメータURLを指していると、増殖が止まりません。

症状の例(あるある)

  • Search Consoleの「ページ」レポートに `?` を含むURLが大量に出ている
  • 重要ページのクロール頻度が上がらず、更新しても反映が遅い
  • 同じ内容なのにURLだけ違うページが量産され、除外が増える

よくある原因

  • 並び替え/絞り込みがインデックス対象になっている
  • canonical が自身を指しており、重複が増える
  • 内部リンクがパラメータURLに大量に張られている

確認方法

  • Search Consoleの「ページ」レポートで除外URLのパターンを見る
  • サイト内検索で `site:example.com inurl:?` などの傾向を把握
  • 重要一覧ページの内部リンクが正規URLか確認

チェックリスト(確認漏れ防止)

  1. 増殖しているパラメータ一覧(sort, filter, page, utm, ref など)を作る
  2. インデックスさせたいフィルタ/並び替えがあるか(検索需要の有無)
  3. インデックスさせないパラメータは、canonicalで正規URLへ集約できているか
  4. 内部リンク(一覧/パンくず/関連記事)がパラメータURLを指していないか
  5. サイトマップにパラメータURLが混ざっていないか
  6. 検索結果ページや無限スクロールのURLがインデックス対象になっていないか

対処

  • 需要のないパラメータは noindex + canonical で集約
  • 並び替え/絞り込みのリンクは、正規URLに戻す導線を用意
  • 重要なフィルタページだけを「静的URL化」してランディングにする

やってはいけない(悪化しやすい手)

  • 全部noindexにして終わり(内部リンクがパラメータURLを指したまま)
  • 正規化ルールがなく、機能追加のたびに新しいパラメータが増える
  • 需要のあるフィルタまで潰してしまい、集客の機会を捨てる

再発防止

  • URL設計の段階で「どのパターンをインデックスさせるか」を決める
  • 新しいパラメータ追加時にSEOレビューを必須化する

よくある質問(Q&A)

パラメータURLは全部noindexにすべき?

全部が正解ではありません。検索需要があるフィルタ(例: 条件付き一覧)は、静的URLとしてランディング化した方が集客になることもあります。まずは需要の有無で「残す/残さない」を決めましょう。

canonicalだけで増殖は止まる?

止まらないことが多いです。内部リンクやサイトマップがパラメータURLを指していると、発見が続きます。canonical、内部リンク、サイトマップをセットで揃えるのが現実的です。

UTMパラメータも問題になりますか?

UTM付きURLが内部リンクで大量に露出すると、重複URLとして増殖しやすいです。計測用途は残しつつ、正規化(canonical)や内部リンク設計で“正規URLに戻る”ようにしておくと安全です。